プリウスはセダンなのか?歴代の形状とサイズを解説

画像タイトル: プリウス:セダンか、ハッチバックか? 


代替テキスト: プリウスはセダンかハッチバックか、ボディ形状の境界線と進化の理由を示すタイトルスライド

街中でよく見かけるトヨタのハイブリッドカーですが、ふとプリウスはセダンなのか、それともハッチバックなのかと疑問に思ったことはありませんか。

車検証の形状欄を見たり駐車場を借りる際にプリウスはどのジャンルの車ですかと聞かれたりして、自分の車が何タイプですかと迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

またプリウスはコンパクトカーですかという疑問や、そもそもセダンとはどういう車ですか、トヨタのセダンとはどのような違いがあるのかなど、気になり始めると奥が深いテーマですよね。

なぜ初代はセダンだったのに今はセダンじゃないと言われるのか、歴代モデルの違いや実用性について分かりやすくまとめてみました。

記事のポイント
  • プリウスがセダンなのかハッチバックなのかの明確な結論
  • 初代から最新モデルまでのボディ形状や車種区分の変遷
  • セダンとハッチバックの実用性や使い勝手の具体的な違い
  • サイズ拡大による立体駐車場などの日常使いにおける注意点

プリウスはセダンなのかという疑問に対する結論

まずは多くの方が気になっている、現在のプリウスのボディタイプに関する結論からお伝えしますね。

セダンとハッチバックの違いや、コンパクトカーとの境界線など、基本となる情報をここでスッキリと整理していきましょう。これを知っておくだけで、車選びがずっとスムーズになるかなと思います。

ズバリ結論!プリウスは何タイプですか

結論から言うと、現在のプリウスはセダンではなく「ハッチバック(ファストバック/リフトバック形状)」と呼ばれるタイプに分類されます。

実は1997年に登場した初代モデルだけはトランクが独立した4ドアセダンだったのですが、2代目以降はすべて後ろのドアが跳ね上がる5ドアのハッチバック形状に変更されているんです。

現在のプリウスの基本情報

初代:4ドアセダン

2代目以降:5ドアハッチバック(ファストバック/リフトバック形状)

街中で「プリウスはセダンだ」と話しているのを聞くこともあるかもしれませんが、厳密には少し違いますね。

そのため、これから購入を検討している方や、2代目以降のモデルに乗っている方は、ご自身の車を「ハッチバック」と認識していただいて問題ないかなと思います。

画像タイトル: 歴代プリウスのボディタイプの進化 


代替テキスト: 1997年の初代モデルの唯一の4ドアセダンから、2代目以降の5ドアハッチバックへ進化したことを示す比較図

初代以外はプリウスはセダンじゃない理由

では、なぜ初代以降は形を変えてしまったのでしょうか。最大の理由は「空力性能の向上と実用性の確保」だと言われています。

プリウスの代名詞である「燃費の良さ」を極限まで追求するため、風の抵抗を受けにくい流線型の「トライアングルシルエット」が2代目から採用されました。

画像タイトル: 燃費効率の極大化とトライアングルシルエット 
+1


代替テキスト: 空気抵抗の最小化を目的としたプリウスのトライアングルシルエットと、車体を流れる空気の図解

燃費と室内空間の両立

この美しい空気抵抗の少ないデザインを実現しつつ、ハイブリッドシステム用のバッテリーを搭載し、さらにしっかりと荷物も積めるようにするためには、トランクが独立したセダン形状よりも、後ろのガラスごと大きく開くハッチバック形状のほうが理にかなっていたと考えられます。

屋根のラインをなだらかに下げることで、走行中の空気の乱れを抑え、あの驚異的な燃費を叩き出しているというわけです。

そもそもセダンとはどういう車ですか

ここで少し基本に立ち返ってみましょう。「そもそもセダンとは?」と聞かれると、意外と説明が難しいですよね。

セダンとは一般的に、エンジンルーム、人が乗る居住空間、荷物を入れるトランクの3つの空間が完全に分かれている車のことを指します。これを専門用語で「3ボックス」と呼んだりします。

トヨタのセダンといえば「クラウン」や「カローラ(セダン)」などが代表的です。空間が分かれているため静粛性が高く、ボディの剛性(頑丈さ)も高いのが特徴ですね。

要人の送迎などにセダンが多く使われるのは、この静粛性と安全性の高さが理由です。

画像タイトル: セダンの定義である「3ボックス」構造 


代替テキスト: エンジン、居住空間、トランクの空間が完全に分断され、静粛性と剛性が高いセダンの構造図

今のプリウスは居住空間と荷室が繋がっている「2ボックス」に近い構造なので、厳密な意味でのセダンには当てはまらないんです。

後部座席の人と荷室の間にしっかりとした壁(隔壁)があるかどうかが、大きな見分け方のポイントですね。

画像タイトル: プリウスの構造:「2ボックス」への統合 


代替テキスト: なだらかなルーフラインとリアゲートを持ち、居住空間と荷室が結合したプリウスの構造図

プリウスのセダンとハッチバックの実用性

車の形状が変わると、当然使い勝手にも違いが出てきます。

セダンの場合はトランクが独立しているので、匂いの強い荷物(例えば釣り道具や灯油など)を積んでも車内に影響しにくいというメリットがあります。

一方、ハッチバックのプリウスは、後部座席を倒すことで大きな荷物や長い荷物をドカンと積めるという圧倒的な強みがあります。

週末に家具を買いに行ったり、ゴルフバッグを複数積んだりする際には、ハッチバックの使い勝手の良さが光ります。

画像タイトル: セダンとプリウスの実用性の違い 
+1


代替テキスト: 匂いの遮断に優れるセダンと、圧倒的な積載性を持つプリウスのトランク構造の違いを比較したイラスト

後方視界に関する注意点

ただ、ハッチバックは後ろのガラスが寝ている(傾斜が強い)デザインが多いので、ルームミラー越しの後方視界がセダンと比べると少し見えにくいと感じる方もいるかもしれません。

特に最近のプリウスはデザインを重視しているため、この傾向が強いかも。このあたりは個人差があるので、購入前には実際に運転席に座ってミラーを確認してみるのがおすすめですね。

画像タイトル: デザインの代償:後方視界 


代替テキスト: リアガラスの強い傾斜により、ルームミラー越しの視界が限定的になることを示す注意喚起の図解

プリウスはコンパクトカーですか?寸法を解説

「プリウスってコンパクトカーなの?」というのもよくある疑問です。

これについても結論をお伝えすると、現在のプリウスは日本の区分で「普通乗用車(いわゆる3ナンバー)」となり、一般にイメージされるコンパクトカー(いわゆる5ナンバー)とは異なります。

初代プリウスは全幅が1,695mmだったため「小型(いわゆる5ナンバー)」の枠内に収まっていました。

しかし、2代目以降は室内の広さや走行安定性を高めるために全幅が1,700mmを超えたことで、分類番号としては「3(普通)」扱いになっているんです。(出典:関東運輸局FAQ「自動車登録について」)

画像タイトル: 「コンパクトカー」ではないプリウスのサイズ 


代替テキスト: 初代の1,695mm(5ナンバー)から、室内空間と走行安定性向上のため1,700mmを超える3ナンバーサイズへ大型化したことを示す図

税金面で言うと、自動車税は排気量で決まるため、3ナンバーだからといって必ずしも税金が高くなるわけではありませんが、サイズ感としては「コンパクトカーよりひと回り大きい」と覚えておくと良いかなと思います。

歴代モデルから紐解くプリウスはセダンなのか

画像タイトル: プリウスはセダンなのか?歴代モデルから紐解く進化と真実


代替テキスト: 「プリウスはセダンなのか?歴代モデルから紐解く進化と真実」と書かれたタイトルスライド画像

ここからは、歴代モデルのサイズや区分の変遷を振り返りながら、なぜサイズが大きくなっていったのか、そして日常の使い勝手にどう影響するのかを深掘りしていきたいと思います。

歴史を知ると、プリウスの進化の過程が見えてきて面白いですよ。

プリウスはセダンとなぜ誤解されるのか

ハッチバックであるにも関わらず、なぜ今でも「セダン」だと誤解されることがあるのでしょうか。

それは、プリウスが「標準的な乗用車」の代名詞としてあまりにも有名になったため、「普通の乗用車=セダン」という昔ながらのイメージと結びつきやすいからかもしれません。

また、なだらかなルーフラインがセダンのように見える角度があることも、誤解を生む要因の一つかなと思います。

とくに3代目や4代目のプリウスは、横から見ると少しトランクが飛び出しているように見えるデザイン処理が施されているため、「セダンのようなハッチバック」という独特の立ち位置を確立していたんですね。

画像タイトル: プリウスがセダンと誤解されやすいデザイン的特徴


代替テキスト: プリウスの横からのシルエット図で、トランクのような突出となだらかなルーフラインにより、見る角度によってセダンに見えることを解説した画像

歴代プリウスはどのジャンルの車ですか

ここで、初代から現行型(5代目)までのサイズや登録上の区分がどう変わってきたのか、分かりやすく表にまとめてみました。年式によってどの区分に入るのかが一目でわかります。

画像タイトル: 歴代プリウスの全幅サイズの変遷


代替テキスト: 初代の1,695mmから現行5代目の1,780mmまで、世代を重ねるごとに全幅サイズが拡大してきたことを示す表
世代発売年ボディタイプ全幅寸法登録区分
初代(NHW10)1997年セダン1,695mm小型(5ナンバー相当)
2代目(NHW20)2003年ハッチバック1,725mm普通(3ナンバー相当)
3代目(ZVW30)2009年リフトバック1,745mm普通(3ナンバー相当)
4代目(ZVW50)2015年リフトバック1,760mm普通(3ナンバー相当)
5代目(現行)2023年ハッチバック系1,780mm普通(3ナンバー相当)

このように、世代を重ねるごとに全幅が少しずつ広がり、よりスポーティで安定感のある「普通自動車」へと進化してきたことが分かりますね。

特に現行型は全幅1,780mmと、かなりワイドで踏ん張り感のあるかっこいいスタイルになっています。

プリウスの形状は車検証でどう記載される?

ご自身の車の車検証をじっくり見たことがある方は少ないかもしれませんが、実は車検証には「車体の形状」という欄があります。

乗用車の場合、この欄は主に「箱型」「幌型」「ステーションワゴン」といった区分で記載されることが多く、私たちが普段使っている「ハッチバック」という言葉がそのまま使われないことも多いんです。

画像タイトル: 車検証上の「車体の形状」の記載について


代替テキスト: 車検証の形状欄には箱型やステーションワゴンなどと記載され、ハッチバックとは記載されないことが多いことを説明するスライド

プリウスの場合も、年式や型式によって登録上の形状記載が異なるケースがあります。

形状の表記はメーカーの申告などで差が出ることもあるため、「ハッチバックだから必ずこの表記」というふうに一律ではないんですね。

ですが、日常会話や一般的なジャンル分けとしては「ハッチバック」や「(ファストバック/)リフトバック形状」と呼ぶのがもっとも自然かなと思います。

現行プリウスのハッチバックの使い勝手

2023年に登場した現行の5代目プリウスは、デザインがさらにスタイリッシュになり、全幅も1,780mmまで拡大されました。

これによって走りの良さや見た目のカッコよさは格段にアップしましたが、日常の駐車場選びには少し注意が必要です。

画像タイトル: 5代目現行プリウスの全幅とワイドなスタイル


代替テキスト: 現行の5代目プリウスの正面画像で、全幅が1,780mmに拡大しワイドで踏ん張り感のあるスタイルになったことを紹介するスライド

立体駐車場を利用する際の注意点

昔の古い立体駐車場(機械式駐車場)の場合、全幅1,700mm(または1,800mm未満など)の制限となっている場所が稀にあります。

現行プリウスは全幅1,780mmあるため、ご自宅の駐車場やよく行くお出かけ先の駐車場サイズは、事前に確認しておくことをおすすめします。

画像タイトル: プリウスの立体駐車場でのサイズ注意点


代替テキスト: 全幅1,780mmの現行プリウスが立体駐車場に入庫する図解で、パレット制限が1,700mmや1,800mm未満の古い機械式駐車場では入庫できない可能性があるという注意喚起

なお、本記事で紹介する車両の寸法などの情報は、年式やグレードによって異なる場合があるため、あくまで一般的な目安としてお考えください。

正確な情報は必ずメーカーの公式サイト等の諸元表をご確認くださいね。

ただ、高さに関しては1,430mm(仕様により差異あり)とかなり低く抑えられているため、高さの面では有利になりやすいかなと思います。

とはいえ、機械式駐車場は高さだけでなく幅や重量など複数の条件がある場合もあるので、その点もあわせてチェックしてみてください。

スポーティな見た目と引き換えに、車内の天井が少し低く感じる方もいるかもしれないので、後部座席の乗り降りなども試乗でチェックしてみてください。

総括:プリウスはセダンなのか?歴代の形状とサイズを解説

ここまで色々と解説してきましたが、最終的な結論として、プリウスはセダンなのかという疑問の答えは「初代はセダンだったが、2代目以降はすべてハッチバック(いわゆる普通乗用車)である」となります。

画像タイトル: 歴代プリウスのボディタイプの変化結論


代替テキスト: 1997年の初代はセダン、2003年の2代目以降から5代目はハッチバックへと変化したことを示す図解

「コンパクトカー」でも「セダン」でもなく、時代に合わせて最も効率的で実用的な形を追求した結果が、今のプリウスの流線型シルエットなんですね。

これからプリウスの購入を検討される方は、この歴史的な背景やサイズ感の変化を知っておくと、より自分にピッタリの一台を選びやすくなると思います。

ハッチバックならではの荷室の広さや、世代ごとのサイズの違いを踏まえて、ぜひ素敵なカーライフを送ってください。

最終的な購入の判断や税金などの詳細な費用については、ご自身の責任の範囲で、ぜひお近くの専門家や販売店に直接ご相談してみてくださいね。

コメント